こおりやまAIRに滞在作家として迎え入れることとなったクリエイターの1人、デザイナーのライラ・カセムさん。気温37度の真夏日、いざ、はじめての郡山見学へ行ってきました!
アーティスト・イン・レジデンスの目的は、その土地を訪れ、各クリエイターが新鮮な眼で感じたものを表現し、作品や環境作りを通してアウトプットしてもらうこと。「事前に見学して、出来る限りその土地のことを知っておきたいです。ただ行って、その場だけのアクションをするのではなんの意味もないですから」と提案してくれたのは彼女の方でした。
アーティスト・イン・レジデンスの目的は、その土地を訪れ、各クリエイターが新鮮な眼で感じたものを表現し、作品や環境作りを通してアウトプットしてもらうこと。「事前に見学して、出来る限りその土地のことを知っておきたいです。ただ行って、その場だけのアクションをするのではなんの意味もないですから」と提案してくれたのは彼女の方でした。
私たちの目的は、ライラさんにはじめて降り立つ郡山という地の空気感を知っていただくことはもちろんでしたが、彼女が目指す研究内容と郡山という場所がうまくマッチングできるようサポートすることでもありました。
その内容というのが、社会福祉施設とのコラボレーションです。
その内容というのが、社会福祉施設とのコラボレーションです。
ライラさんは、今年3月に東京藝術大学の博士課程を修了され、現在、東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野の研究員として働いていらっしゃいます。そして毎週、社会福祉法人あだちの里「綾瀬ひまわり園」で講師をされ、利用者さんとのコミュニケーションの中で、一人一人のアートへの興味を発見し、その可能性を伸ばすべく絵の指導を続けてこられました。
そうして出来上がった利用者さんの作品は、デザイナーとしてのライラさんの手により、パッケージやテキスタイル、クッションへとアレンジされ、商品化される。「自分でお金を稼ぐ事が難しい利用者さんの経済自立をサポートしたい」とライラさんはおっしゃいます。
今回、わたしたちの事業である「こおりやまAIR」での短期滞在の中でも、郡山の社会福祉施設の利用者さんやスタッフとライラさんの新たなコラボレーションを生み出し、何か面白いアクションができないかと考え、安積歴史博物館の西牧さん全面協力のもと、市内にある2つの施設を見学をさせていただけることになりました。
今回、わたしたちの事業である「こおりやまAIR」での短期滞在の中でも、郡山の社会福祉施設の利用者さんやスタッフとライラさんの新たなコラボレーションを生み出し、何か面白いアクションができないかと考え、安積歴史博物館の西牧さん全面協力のもと、市内にある2つの施設を見学をさせていただけることになりました。
上野から、新幹線で郡山へ到着。ちょうど、駅前で行われるお祭り「うねめまつり」の準備のため、郡山駅には提灯がたくさん吊るされていました。さすがデザイナーのライラさん、駅校内にある表示や看板がとても気になるようで、「この表示は面白い」などと話しながら眺めては、興味深そうにパシャパシャと写真を撮っていきます。
郡山駅から車で約25分。まず訪問したのは「社会福祉法人 郡山コスモス会」。
http://www.cosmoskai.jp/
生活技能訓練、食品製造販売などの施設11カ所のうち、4月にオープンしたばかりの「コスモスリカバリーセンター」へお邪魔しました。この施設の利用者さんは、6〜7割が精神障害、発達障害を抱える方々。施設で寝泊まりしながら、畑作業、パソコンの練習、脳のトレーニング、お菓子作りなどといったレクリエーションを中心に、2年間、共同生活のための訓練を受けられていくそうです。
http://www.cosmoskai.jp/
生活技能訓練、食品製造販売などの施設11カ所のうち、4月にオープンしたばかりの「コスモスリカバリーセンター」へお邪魔しました。この施設の利用者さんは、6〜7割が精神障害、発達障害を抱える方々。施設で寝泊まりしながら、畑作業、パソコンの練習、脳のトレーニング、お菓子作りなどといったレクリエーションを中心に、2年間、共同生活のための訓練を受けられていくそうです。
早速、施設長であり、精神保健福祉士である水野さんと打ち合わせです。施設の運営や利用者さんの状況について1つずつ伺っていきました。「様々なレクリエーションを行ってはいますが、アートの企画がまだなく、なにかできないかと感じていたところでした。このコラボレーションで利用者さんも喜ぶのではないかと感じています」そんな前向きなご意見をいただきました。本当に、とても前向きなパワーを感じる方でした。ライラさんの提案によって、必ず楽しいことができそうな予感がします!
その後、利用者さんとスタッフの方々にもご挨拶。本当に明るい雰囲気で、会話も弾み、笑顔もたくさん。コスモス会さんを拠点に、利用者さんが継続的に行える新しいプログラムが生まれることが今から楽しみです。その後、じゃー!パネルを持っての写真撮影にもご協力いただきました!どうもありがとうございました。
そして、次に訪問させていただいたのが、社会福祉法人ほっと福祉記念会の地域生活支援センター「ふっとわーく」。
http://www.hotfukushi.jp/publics/index/21/
こちらの法人も障がい者の自立のための生活訓練や就労支援、介護支援など、幅広い福祉サービスを提供しており、理念は「人と人をつなぐ架け橋を創造する」。まさに、当団体とマッチングするのでは…!そんな期待を抱きながらお邪魔させていただきました。
http://www.hotfukushi.jp/publics/index/21/
こちらの法人も障がい者の自立のための生活訓練や就労支援、介護支援など、幅広い福祉サービスを提供しており、理念は「人と人をつなぐ架け橋を創造する」。まさに、当団体とマッチングするのでは…!そんな期待を抱きながらお邪魔させていただきました。
まず、所長の木村さんと打ち合わせ。「普段、どのようなことに気をつけながらお仕事をされていますか?」「就職の入り口支援や長く働くための相談など、一件一件異なる問題に対して細かな対応が求められます」そんなお話を伺った後、相談支援員の方々も交えて、わたしたちが目指していること、実現したい事をお話させていただきました。みなさん真剣に聞いてくださって、「是非、施設としても連携して参加者への声がけを行ったり、施設どうしの連携も取っていきたい」と、こちらも有り難いお言葉。「個人的にもイベントに行ってみたいです!」と言ってくださった方も。とても嬉しかったです!
さてさて、新たにどんな楽しい化学反応が生まれるか、またひとつ楽しみになりました!出来る限り可能性を探って行きたいと思います!みなさま、サポートよろしくお願い致します!
written by Aya Miyauchi