昨夜、毎日新聞の『毎日メディアカフェ』で、「ゼロから分かる!みんなの『福島第一原発廃炉図鑑』」と称されたトークイベントが開催されました。
ご出演されていたのは、当イベントで対談講演をしていただく予定のお二方、社会学者の開沼博さん。絵本作家の松本春野さん(司会進行)。そして、元東京電力社員であり、現在、一般社団法人AWF代表をつとめる、吉川彰浩さん。
6月に出版された開沼氏の新書『福島第一原発廃炉図鑑』の紹介を兼ねたトークでしたが、素人にもわかりやすいようにスライドを交えて、福島の現状について調査された明確な事実を基に、お話が展開されていきました。
ご出演されていたのは、当イベントで対談講演をしていただく予定のお二方、社会学者の開沼博さん。絵本作家の松本春野さん(司会進行)。そして、元東京電力社員であり、現在、一般社団法人AWF代表をつとめる、吉川彰浩さん。
6月に出版された開沼氏の新書『福島第一原発廃炉図鑑』の紹介を兼ねたトークでしたが、素人にもわかりやすいようにスライドを交えて、福島の現状について調査された明確な事実を基に、お話が展開されていきました。
会場は満席。100名あまりの方でいっぱいになっていました。
ご存知の方も多いと思いますが、開沼博さんは社会学者であり、立命館大学准教授です。いわき市ご出身で、福島の「今」の現状をデータ化し、世の中にきちんと伝えて来られた方です。
「震災前に福島県でくらしていた人のうち、現在、福島県外に避難を余儀なくされる人の割合は?」
「実は、わずか2.1%です(2011年→202.4万人 2016年1月→4.3万人)」
「年間1000万袋に及ぶお米の全量全袋検査の結果、法定基準値超えは何袋?」
「2012年、71袋ありましたが、2014年には2袋になり、2015年には、0袋になりました」
他県に住んでいると、テレビではこのような「今の福島」を教えてくれる機会は少ないように思います。
福島県内と県外、そのあたりもとても温度差があるように感じました。このような機会を東京の各所で行っていらっしゃることを、多くの方に知っていただきたいと感じました。
「震災前に福島県でくらしていた人のうち、現在、福島県外に避難を余儀なくされる人の割合は?」
「実は、わずか2.1%です(2011年→202.4万人 2016年1月→4.3万人)」
「年間1000万袋に及ぶお米の全量全袋検査の結果、法定基準値超えは何袋?」
「2012年、71袋ありましたが、2014年には2袋になり、2015年には、0袋になりました」
他県に住んでいると、テレビではこのような「今の福島」を教えてくれる機会は少ないように思います。
福島県内と県外、そのあたりもとても温度差があるように感じました。このような機会を東京の各所で行っていらっしゃることを、多くの方に知っていただきたいと感じました。
このたび開沼さんがご出版された本をのぞくと、漫画や図をたくさん取り入れ、難しい内容も素人でも読みやすいような工夫がされ、細かく解説されています。これを持ち帰って、じっくり読んでみたいと思います。
11月、わたしたちのイベントでお2人にお話いただく内容は、『福島のこどもたちを考える』。
お子様や学生世代に積極的に参加していただけるようなイベントにしたいとお伝えしたとき、お2人からそのテーマでお話したいとご提案いただきました。
今回、わたしたちは震災復興のイベントを開催するわけではないのですが、その土地のことをよく知り、その上でアクションしていくことは大切なことだと感じています。それが、福島県だけでなく、国全体でみんなの未来を前向きに考えていくことにつながればいいなと思います。
お子様や学生世代に積極的に参加していただけるようなイベントにしたいとお伝えしたとき、お2人からそのテーマでお話したいとご提案いただきました。
今回、わたしたちは震災復興のイベントを開催するわけではないのですが、その土地のことをよく知り、その上でアクションしていくことは大切なことだと感じています。それが、福島県だけでなく、国全体でみんなの未来を前向きに考えていくことにつながればいいなと思います。
written by Aya Miyauchi