当イベントに参加していただくことになった作家・犬飼ともさんが主催している『ワタノハスマイル』の展覧会が石巻市で開催されると聞き、行ってきました。
『ワタノハスマイル』は、2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた渡波(ワタノハ)小学校の子ども達に、校庭に流れ着いた町のカケラ(ガレキ)を使ってオブジェを作ってもらったことをきっかけに、子どもたちに不要品やゴミによって生まれ変わる「宝物」の大切さを全国各地、楽しい体験の中で伝えていらっしゃいます。
今回は、そんな活動の原点となった渡波小学校での展覧会。5年ぶりに当時の子どもたちも集まる同窓会のような場だとか。それは、何が何でも彼の活動を観に行かねば、と弾丸ツアーを決行しました。
『ワタノハスマイル』は、2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた渡波(ワタノハ)小学校の子ども達に、校庭に流れ着いた町のカケラ(ガレキ)を使ってオブジェを作ってもらったことをきっかけに、子どもたちに不要品やゴミによって生まれ変わる「宝物」の大切さを全国各地、楽しい体験の中で伝えていらっしゃいます。
今回は、そんな活動の原点となった渡波小学校での展覧会。5年ぶりに当時の子どもたちも集まる同窓会のような場だとか。それは、何が何でも彼の活動を観に行かねば、と弾丸ツアーを決行しました。
石巻駅からJR石巻線・女川行きに乗って10分。目的地の渡波駅に着きました!
展覧会場は、駅からすぐに見える石巻市立渡波小学校です。
かわいい看板とオブジェがエントランスで出迎えてくれました。
廊下にも、こどもたちの“スマイル”オブジェの数々が。素朴な表情に癒されます。
そして、展覧会場にはさらにたくさんのオブジェ。それらには子どもたちが名付けたユニークな名前とキャラ設定がされており、面白くて思わず観入ってしまいました。「いくらやさっちゃん」「ふりすびくん」「リーゼントマン」などなど。
そして、犬飼さん(左)と当時の『ワタノハキッズ』たちが集まり、トークショーが開催されました。キッズだったはずの女の子(中央)は、今年高校を卒業し、地元のかまぼこ屋さんに就職が決まっているそう。彼女を中心に、震災当時、この渡波小学校に避難してきた時の状況を振り返って話をしてくれました。
「大人も子どもも、すごくイライラしていたんです。ドロドロした、人間のイヤなものの中にいるようでした。でも、山形からとも君たちが来てくれて、キッズルームを作ってくれた。初めは「暇だし何か作ってみてもいいかな」と思ったくらいだったけど、だんだん楽しくなった」
アートの力で人の心は元気になる。可能性の話ではなく、実際にそうなんだと確信できるお話でした。
冗談を交えながら、しっかりした口調で意見を述べている彼女らは、本当にたくましく美しいと思いました。
「大人も子どもも、すごくイライラしていたんです。ドロドロした、人間のイヤなものの中にいるようでした。でも、山形からとも君たちが来てくれて、キッズルームを作ってくれた。初めは「暇だし何か作ってみてもいいかな」と思ったくらいだったけど、だんだん楽しくなった」
アートの力で人の心は元気になる。可能性の話ではなく、実際にそうなんだと確信できるお話でした。
冗談を交えながら、しっかりした口調で意見を述べている彼女らは、本当にたくましく美しいと思いました。
「ワタノハスマイル」の活動の主役は、あくまでも子どもたち。
それをサポートしているのが、犬飼さんをはじめとした本当に心温かい大人たち。
人が人を支え、支えているつもりが、いつの間にか、支えられている。
人と人との素敵なかたちがこの会場内に充満しており、私も空気としてそれを感じ取ることができました。
今日、この場所にわたしも立ち会えた事、素敵な方々との出逢いに感謝します。
それをサポートしているのが、犬飼さんをはじめとした本当に心温かい大人たち。
人が人を支え、支えているつもりが、いつの間にか、支えられている。
人と人との素敵なかたちがこの会場内に充満しており、私も空気としてそれを感じ取ることができました。
今日、この場所にわたしも立ち会えた事、素敵な方々との出逢いに感謝します。
そして震災後、こどもたちにしたという4つの質問。その答えに胸が打たれます。
石巻の子どもたちの、悲しみを優しさに変える強い力。
その中に、大人として教えられる事がたくさんあるように思いました。
石巻の子どもたちの、悲しみを優しさに変える強い力。
その中に、大人として教えられる事がたくさんあるように思いました。
written by Aya Miyauchi